2014年1月25日土曜日

四十肩、五十肩の漢方治療

以前に、自分が四十肩になって漢方を飲んだことを書いたことがある。

一昨年のことだが、すっかり良くなって忘れていたら、昨年末に寒さにあたってかどうか軽く痛みが出てきた。とはいえ、かなり軽い状態なので、自分で薬を検討して以前に使った煎じ薬をエキス剤と補助剤の組み合わせで1日2回飲んでいたら、もう忘れてしまった。ゼロにはなっていないようだから、ここでもう少しまじめに漢方を飲むとまたしばらく再発する可能性は低いだろうと思う。

自分の治療で、教科書通りの薬方で効ききらないところもわかったので今は一工夫をしている。

ある男性の患者さん、ちょっと重たいものを運んで突発的に出てきた肩関節痛だったが、これは私の四十肩の漢方を応用して短期に痛みがとれた。北海道ならではの「除雪」という重労働があるので、大丈夫かな…?と思っていたが、先日お会いしたら「おかげさまでなんともないです!」とのことだった。

漢方も早いうちがいちばん良い。

少し年季の入った四十肩・五十肩になると、もうちょっと改善が遅い。じわじわであるが、2週間くらいの相談ペースでみていても「前回より少し腕があがる」とか「重だるい抜けそうな痛みはほとんど出なくなってきました」というように、症状の幾つかが少しずつとれてきて患者さんは自信を持つ。

ここ数年、風邪で仕事を休んだことがないが、風邪はちょこちょこひいている。
ひいたかな?という時点で適方を調べてさっさと治療するので、だいたいは翌朝くらいにはほとんど症状がなくなっている。風邪も時期を逃すと治しにくい。

漢方に相談にくる患者さんというのは、だいたいがあっちに行ってもこっちに行ってもダメだった人が多いので、早期に手を打つという場面にはなかなか出会わないが、たまたま何度か漢方を経験している患者さんで信頼関係のある方々は、早々にご相談をいただけるので、実に早く解決することが多い。

アレルギー性鼻炎などもそうで、この人はこれが効く、というパターンを見つけておくと、すぐに手を打てるのでひどくならないで済むことが多い。

完全予約制というのは、中途半端な気持ちの人がこられないようにという「敷居」だが、あまり難しく考えずに早々に相談してもらえるのが一番である。

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